こちらでは「ジャケット×Tシャツスタイル」について解説したいと思います。
大人のファッションに「きれいさ」を手軽に加えることができるジャケット。その一方で、ジャケットはビジネスライクな香りのするアイテムのため、いかに着崩すかが重要になります。ジャケットを私服で使っても浮かないようにするためには、ジャケットの雰囲気と真逆である「Tシャツ」を上手く合わせることがとても大切です。
ではどのようなTシャツを合わせればいいのか。このあたりについて今回は掘り下げて考えていきたいと思っています。
ビジネスライクorカジュアル
まずはジャケット自体のお話です。カジュアルに用いるジャケットはどのような物を選ぶべきなのでしょうか。まずジャケットといっても、様々なバリエーションがあります。大きく2つに分けると、「スーツ寄りのきれいめジャケット」と「シャツやニット寄りのカジュアルジャケット」に分けることができます。ちなみに上の写真はきれいめのジャケットですね。
この2つでしたら、私服で取り入れるべきは後者の「シャツやニット寄りのカジュアルジャケット」です。前者は、どちらかというとビジネスカジュアルの場面で活躍するものであり、私服で用いると、あまりに雰囲気がかけ離れているため、上手く馴染みにくいのです。そのため、Tシャツと合わせるのであれば、断然カジュアル感の漂うジャケットを合わせる方が良いでしょう。
カジュアルなジャケットとは?
https://baycrews.jp/item/detail/edifice/jacket/17010320200310?q_sclrcd=040
では具体的にカジュアルなジャケットとはどのようなものなのでしょうか? 今回は定番であるネイビージャケットを軸に考えてみたいと思います。上の写真はエディフィスのオリジナルのネイビージャケットです。素材は100%ポリエステルです。このような化繊のジャケットというのは、非常に軽量で薄手です。以前は化繊というと「安っぽいから嫌い」という方が多かったですが、今はとても雰囲気がよく、むしろ扱いやすいので僕もお客さまに提案する機会が増えてきています。
重要なのはシルエットの良し悪し、そしてコーディネート全体のまとまりなので、素材感にあまりこだわりすぎないことも重要です。
カジュアル感のあるジャケットは「軽量」「薄手」「シワになりにくい」というのが大きな特徴です。感覚的にはシャツ地に近いです。そしてネイビーの色味も、黒に近いような濃紺よりも、少し青みを感じるくらいのものの方がカジュアル感が漂います。上の写真のように、シャツを合わせれば、きれいめなジャケパンスタイルにも使えますので、ジャケットを新調するなら、ちょっとラフなくらいが今は気分です。
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またはシャツ生地のような薄目のものや、ニットジャケットのようなものも、カジュアル用としては重宝します。最近はユナイテッドアローズやエディフィス、シップスなどのセレクトショップ、またはスーツカンパニーやユニバーサルランゲージのようなスーツショップにもこの手のジャケットは必ず並んでいますので試着してみてください。
どんなTシャツと合わせるのか?
https://baycrews.jp/item/detail/edifice/cutsew/17071320603210?q_sclrcd=010
ではこのようなカジュアルなジャケットにはどんなTシャツを合わせればいいのかというと・・・ まず注目したいのはTシャツの襟です。「丸首」か「Vネック」か。どちらを選ぶかで見え方は大きく異なります。
ここ数年、ずっと旬なのは「丸首」です。フツーに見えるのですが、奇をてらった感じがなく、着こなしに馴染みやすいです。そしてVネックですが、徐々に復活してきた感じが今年くらいからあります。とは言っても、Vの開きが大きいものは「ホスト風」になるのでNGです。V開きが少ないものであればOKと思っておいてください。
https://baycrews.jp/item/detail/edifice/cutsew/17071300100720?q_sclrcd=006
こちらのようなVの開きのものでしたら、旬な着こなしになります。丸首とVネック、どちらが似合うかは相性があります。試着をしてみてしっくり来る方を選んでみてください。
柄はどうするべきなのか
ではこの丸首とVネック、色と柄はどう考えるべきなのかというと・・・ まずは断然無地です。無地の方が大人っぽく、シンプルにまとまります。柄物については後述します。まずは無地を買い揃えましょう。
色はどうするべきなのか?
そして色の選択です。ネイビージャケットとの関係性から考えると分かりやすいです。まずはコントラストを大きく付ける。これが鉄板です。ネイビー×白は王道であり、必ず相性の良い着こなしになります。参考画像を見てみましょう。
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