正しいサイズの選び方

ファッションにおいて、とても重要な要素となるのが「サイズ感」です。このサイズ感が合っていないと、どんなに良い服を着ていても素敵には見えません。自分の身体に合った服を着る。当たり前のことですが、実は奥が深いので、しっかりと解説してみたいと思います。

人はシルエットで判断する

パッと見の第一印象でまず目に飛び込んでくるのは「シルエット」です。服が身体に程よくフィットしている状態こそ、もっともスタイルがよく見えますし、おしゃれに見えるサイズ感と言えます。実は素材が高級かどうか、着ているものが高いかどうかは、パッと見ではなかなか判断できません。判断できるのはシルエットだけです。

大きめのサイズは野暮ったく見える

サイズ選びで失敗しがちなのが大きめのサイズを選んでしまうことです。特に自分の体型に自信がないと、ついつい大きめの服を選んでしまいがちです。

ですが、服にゆとりがあると、余計太って見えてしまいます。なるべく自分の身体に合った、ジャストサイズを選んでみてください。

少し強引な言い方ですが、サイズは大きめよりも、むしろ小さめの方が正解です。必ず試着の際にしっかりとサイズを着比べてみてください。

サイズ感は時代と共に変化する

実はサイズ感というのは、時代と共に変化するものです。およそ3〜5年の間隔でサイズ感は変わってきます。今の流行も3年後には古臭くなってしまうのは免れません。ですので、服は3年毎に見直す必要があります。少なくても5年以上前の服は完全にアウトです。シルエットが野暮ったく感じられてしまうからです。

どんなに高い服でも、素敵に見えなければ意味がありません。5年前のブランド物の服よりも、最新のユニクロの服の方がきれいに見えることも多々あります。ぜひ定期的に新しい物に新調してみてください。

自分のサイズを決めつけてはいけません

「僕はMサイズです」このように自分のサイズを決めつけてしまうのはまだ早いです。お店によってサイズ感は変わりますので、必ず試着をして、自分の身体に合っているかを見極める必要があります。自分ではサイズ感の判断ができないという人は、ぜひ店員さんに見てもらってください。「このサイズで良さそうですか?」と聞くのがベストです。

たとえば、ユニクロとユナイテッドアローズではサイズ感が大きく違います。ユニクロの方がちょっと大きめです。このようにお店によってサイズ感は異なりますので、店員さんの力を借りて、適正サイズを選ぶことを意識してみてください。

アイテム毎に注意するサイズ感

もう1つ、サイズ感においてとても重要なのは「丈の長さ」です。たとえばジャケットの袖の長さ。これが長すぎると、ジャケットがまったく似合いません。ボトムスも裾上げをしなくてはならないので、長さのバランスが大切です。1つずつ見ていきましょう。

ジャケットの袖丈について

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ジャケットを選ぶ際に、必ずチェックして欲しいのが袖丈の長さです。ここが長すぎると、ジャケットがまったく似合わなくなってしまいます。「ジャケットに着られている」印象になってしまうからです。

必ず袖丈は調整してください。お店の店員さんに「袖丈を調整してください」と伝えればOKです。長さの目安ですが、「親指の先端から、袖までの長さが10〜11㎝」これが正解です。ぜひ覚えておいてください。

上の写真のように、正しい袖丈の場合はシャツが1㎝ほど覗くようになります。シャツが少し見えるだけで、全体の印象は大きく変わりますので、必ず細部にこだわって調整をするようにしてみてください。

ちなみに、ユニクロではジャケットの袖丈調整はしてくれません。これからご紹介するセレクトショップであればしっかりとバランスを見てくれますので、ちょっと背伸びをして、ジャケットはユニクロ以上の価格帯のものを選ぶことをおすすめします。

ジャケットの着丈の長さについて

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ジャケットのサイズ感において、もう1つ重要なのが「着丈の長さ」になります。長すぎれば野暮ったくなりますし、短すぎてお尻が丸々見えてしまうのは大人のファッションにふさわしくありません。

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