みなさん、こんにちは
スタイリストの大山 旬です。
今回はビジネス着について、ここ最近のトレンドや旬な着こなしについて解説してみたいと思います。スーツやジャケパンスタイルは私服に比べると流行の影響を受けにくい分野です。ですので、あまり変化がないように思われるかもしれませんが、実は私服と同様に日々少しずつ変化をしています。その流れを多少理解しておくだけでも、ファッションの楽しみ方は変わります。今後の参考にしてみてください。
シャツ襟の定番の変化
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シャツの流行の移り変わりは「襟」を見るとよく分かります。雑誌などを見ていても、ここ数年はワイドカラーと呼ばれる、襟の開きが大きいものが主流でしたが、ここ1年くらいはセミワイド型が増えてきています。僕もこの流れは自然だと思っています。なぜなら、ワイドカラーだとネクタイの収まりが微妙に良くないからです。セミワイドの方がネクタイとシャツの襟の間に隙間ができにくいので収まりがいいです。今後はセミワイド型の襟を中心にそろえていくと良いでしょう。
今は一部のおしゃれな人しか理解していない流れですが、少しずつ年数を掛けて一般化してきますので、次回の買い替えの際にはセミワイドを買うようにしてみてください。
タブカラーシャツ
これは僕の写真なのですが、最近旬なのがこのタブカラーシャツという襟型です。クラシックな襟型ですが、ネクタイをコンパクトにまとめられるので、美しく襟元がまとまります。僕は昔から大好きな襟型です。そういえばジェームス・ボンドもこの襟型のシャツをよく着ていますね。ジャケパンスタイルによく合います。
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タック入りのパンツ
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昨年から増えてきたタック入りのスラックス。今年も引き続き増加しています。バーニーズニューヨーク、ビームスにもこの流れが広まり、最近はスーツカンパニーでも増えてきていますので、今後ますます広がるかと思います。僕も最近買い揃えたスラックスはすべて「タックあり」にしています。
腰回りに適度なゆとりを持たせながらも、それ以外は今までのパンツ同様に細身に仕上がっています。タイト一辺倒の時代から、少しずつ自然なシルエットに変わり始めているということを理解しておいてください。
ジャカード織りのネクタイ
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上の写真のように、生地の表面に織柄が施されているネクタイが増えてきています。「ジャカード織」と呼んだりします。生地に凹凸が生まれ、上品な見た目に感じられます。この手のネクタイはビームスに揃えっていますので揃えてみてはいかがでしょうか。柄は小紋柄が旬だと思います。
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ストライプジャケット
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これも昔から定番アイテムとして存在するのですが、ストライプジャケットが最近の旬なアイテムです。僕もユナイテッドアローズで先日新調しました。見た目に清涼感があって、おしゃれにも見えやすいです。着こなしは簡単で、ビジネスで使う場合にはセミワイドのシャンブレーシャツやブルー系のシャツに、紺のニットタイを締めればOKです。上の写真のようにレジメンタル柄でもいいですね。実はどんな柄のネクタイでもよく合いますです。下はネイビー無地の細身のコットンパンツ、もしくは白パンで合わせればかなりおしゃれなビジカジスタイルに仕上がります。
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