捨てることから始める

ファッションの改善においてまず最初に重要なのは「買うこと」ではありません。まずは「捨てること」です。圧倒的にこちらの方が大切です。

例えば、あなたのクローゼットの中に20着の服が入っているとします。その中に新しく買った1着を加えても、結局は埋もれてしまい、その服を上手に活かすことができません。そしてまたいつもと同じような服ばかりを着てしまうことになります。

今までの延長線上に新しいファッションを築くというのはなかなか難しいことです。一度、思い切ってこれまでのファッションをリセットすることが重要です。

捨てないと変われない


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断言します。服を捨てられない人はファッションを変えることはできません。今のご自身の年齡や容姿、体型に合わせて、これまでの服を見直すことができなければ、ファッションを改善することはできません。

「おじさんファッション」というのは、その典型的な例です。

いつまで経っても学生時代とあまり変わらないような服を着ているため、年齡とファッションとの間にギャップができてしまう。これがおじさんぽく感じられてしまう理由です。

服を捨てられないと、いつまで経っても古い自分のまま変わることができません。定期的に服を入れ替える覚悟を決める必要があります。

もちろん服を捨てるのがもったいないという気持ちは分かります。それでも歯を食いしばって、古い服を手放さなければ始まりません。ファッションをこれから楽しむためにも、どんどん服を手放していきましょう。

手放すべき服の基準


ではどのような服を積極的に手放すべきなのでしょうか?その基準についてリストアップしてみました。

・1年以上着ていない服(1年着なければ、もう着る機会はほとんどない)
・コーディネートに迷う服 (結局めんどうになって着ない)
・5年以上前の服 (消費期限切れ)
・キャラがかぶっている服 (同じ服を着ているように見えてしまう)

以上になります。 あてはまる物はどんどん手放しましょう。

まず、一年以上着ていない物は手放します。一年着なければ、もう登場機会は限りなくゼロに近いです。そのようなアイテムにクローゼットの空間を使ってはいけません。

また「どうやって着ればいいのだろう…」と悩むような服も手放します。コーディネートに悩む服というのは、そもそも着回しの効かないNG服です。

本当に必要な服というのは、どんな着こなしにもマッチするような使い勝手の良い服です。ですのでコーディネートに迷う服は積極的に手放します。

続いて5年以上着ている服も手放しましょう。既に消費期限を過ぎています。

5年も経てば十分に役割を終えた物だと思ってください。どんなに有名なブランドの物でも、5年が1つの区切りです。ブランド物ほど、デザインに特徴がありますので、5年も経つと悪目立ちしてしまいます。

そして最後、キャラがかぶっている服。これも手放します。例えば白のシャツばかりを何枚も持っている人は多いです。一番気に入ったものだけを残して、あとは手放してください。

ギュウギュウに詰まったクローゼットに空間を作ってください。「これじゃ足りない」というところまで捨てたら、いよいよ服を買うタイミングです。

なぜ服を手放す必要があるのか?


なぜこのように徹底的に服を減らす必要があるのでしょうか?

毎朝、何を着ようかとクローゼットを開けた時、着てもいない服がごっそりとある…あれこれ悩みながら服を選ぶ。これが既に大きな失敗です。きっと毎朝ストレスも溜まるはずです。

一番理想的なのは、クローゼットの中に十分な隙間があり、着回しが効いて、気持ちが上がる服だけが余裕を持って並んでいる状態です。

並んでいる服をどのように組み合わせても、失敗しないコーディネートが完成する。これが一番の理想型です。そのためにはまずは服の量を徹底的に減らすことが大切なのです。ストレスなく、日々のコーディネートが考えられるようになるはずです。

必要最低限の数を決める


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ところでみなさんの今の生活において、必要な服の数はどれくらいですか? 例えば会社員のAさんの例を挙げてみましょう。週5日間は会社勤め。休みは土日。

そうなると、私服を着るのは多くても週に2回ですよね。では週に2回の休みに着る服の量って、一体どれくらいが必要なのでしょうか?僕でしたらこのようにご提案します。

シャツ・・・3枚
ジャケット・・・2枚
ニット・・・2枚
ボトムス・・・3本
Tシャツ・・・3枚
靴・・・2足

これくらいあれば十分です。むしろ十分すぎるくらいです。これだけの服があれば、たくさんのコーディネートが組めます。

一方、お仕事用の服だったら、

スーツ3着
シャツ 5枚
ネクタイ5本
靴3足

これくらいあれば十分です。この例とくらべて、あなたはたくさんの服を持ちすぎていませんか? 

もう何年も服を捨てていないという人は注意が必要です。まずは必要最低数を決めて、それ以外は徹底的に捨ててください。

もしたった3枚しかシャツを持ってはいけないと思ったら、適当にシャツを買えないはずです。着回しが効いて、着ていて気持ちが高まる、素敵なシャツがほしいと思うはずです。持つ服の数を決めてしまうことで、買い物自体にも慎重になります。新しい服を買ったら古い服を1枚捨てるようにしてください。

それでも捨てられない人へ


なぜ服を捨てられないのでしょうか。もったいないから・・・ 思い出があるから・・・ まだ着られるから・・・ 様々な理由があると思います。

その気持ち、僕にもよく分かります。なぜなら、僕も服を捨てるのが苦手だからです。 物を粗末にしているような気がしてしまうのです。もし私と同じような悩みをお持ちであれば、捨てなければいいんです。

「売る」という選択肢


服が捨てられない僕は服を売るようにしています。ラグタグやコメ兵などのリサイクルショップに服を持ち込みます。

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時間がないときは、ダンボールに梱包して送ります。これはお店に行く手間が省けるのでとても楽です。このサイト内でお薦めしているセレクトショップで購入した服であれば、これらのお店で買い取ってくれます。また百貨店で買った服などもOKです。

ただ、ユニクロや量販店で買った服などは、これらのお店では買い取ってくれません。ですので、その場合にはジャンブルストアへ持って行くのが良いでしょう。ジャンブルストアでは余程の物ではない限り、基本的には買い取りをしてくれます。これらを有効に活用することをお薦めします。

寄付をするという選択


ユニクロでは服の寄付も受け付けています。H&Mでも服の回収をしています。またgoogleで「古着+寄付」で検索すると、様々な団体が古着の回収を行っていることが分かるはずです。このようなサイトを利用するのも良いでしょう。
http://furugidevaccine.etsl.jp/index2.html

「捨てる」のが苦手な方は、このような方法で手放すのも良いでしょう。
一度手放すことに慣れてしまえば、次からはハードルは低くなるはずです。

僕は季節の変わり目に服の整理を行っています。売ったり、寄付したり、様々な方法で服の数を減らしています。

大切なのは、たくさんの服を所有することではありません。必要最低限の上質な服を所有し、心地よく日々を過ごすことです。さっそく理想的なクローゼットづくりを行っていきましょう!