着こなしにアクセントを加える


https://www.hankyu-dept.co.jp/hkblog/mens/MensShop12/00064765/?catCode=301013&subCode=302050
続いてアクセントについて解説したいと思います。

ベーシックな着こなしは誰が見てもそれなりに素敵に見えるものです。ただ、あまりにベーシックすぎると「フツー」すぎて、面白みに欠けるのも事実です。ベーシックな着こなしがある程度できるようになったら、着こなしにアクセントを加えることも大切です。

こちらでは着こなしにアクセントを加えて、更におしゃれに見せる方法について解説したいと思います。

8:2の法則

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全身のコーディネートを見た時、8:2の割合で【ベーシックな要素】と【アクセント的な要素】を配置することが大切です。全身をベーシックな物だけで組み合わせてしまうと、退屈に見えてしまうことがあります。2割ほどのアクセントを加えることで着こなしをお洒落に見せることができます。

アクセントになるのは、「柄」 「色」 「着崩し」 「小物」この4つの要素です。それぞれ1つずつ解説します。

まずは柄です。上の写真(左)では、グレーのジャケットに白シャツ、そしてデニムを合わせています。どれもベーシックなアイテムですので、悪くはないですが、少し退屈さを感じます。そこで白シャツをギンガムシャツに変えます(写真右)。すると着こなしにアクセントが加わります。これが「柄によるアクセント」になります。

左の写真だと少々カジュアル感に欠けますが、右の写真だとギンガムのシャツの効果で少しカジュアル感が出ます。

もしくは色でアクセントを加えるのも有効です。ブルージーンズをホワイトジーンズに変えるだけでも華やかな印象になります。これが「色によるアクセント」になります。

ギンガムチェックシャツやホワイトジーンズは着こなしにアクセントを加えるために非常に重宝します。8:2の法則を意識しながら全身のコーディネートを考えてみてください。

腕まくりで男らしく見せる

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続いてのアクセントは「着崩し」です。ふつうのアイテムをそのまま着てしまうと、どうしても退屈な印象になりがちです。ちょっとした「着崩し」を取り入れることで、視覚的な変化を作ることが大切です。

たとえばシャツ。上の写真のように腕をまくって、男らしく着ます。二の腕が見えるだけで、少しこなれて見えるようになります。

シャツのまくり方にもコツがあります。まずは大きく1回まくります。更に小さく2回ほどまくると、写真右のような状態に仕上ります。シャツを1枚で着る場合はぜひ取り入れてみてください。定番的な着崩し方の1つです。

ボトムスのロールアップ



続いてボトムスのロールアップです。上の写真のように、いつものボトムスを3センチ幅で1〜2回折り返してみてください。くるぶしが覗くと、軽快な印象になり、こなれて見えるようになります。特に春夏は有効です。その際に合わせる靴下はユニクロのベリーショートソックスを選んでください。素足で靴を履いているように見えます。

秋冬はボーダーの靴下を履いて、柄を覗かせてあげるとおしゃれに見えます。このようなちょっとしたアクセントで着こなしは断然おしゃれに見えるようになります。

小物でアクセントを加える

シンプルなコーディネートの中に小物でアクセントを取り入れると、一気におしゃれな印象になります。時計やブレスレットなどのアクセサリーやストール・マフラーなどを用意しておくと便利です。1つずつ解説したいと思います。

アクセサリー


アクセサリーとしてまず最初に取り入れてもらいたいのは「時計」です。男性が自然に身につけられる唯一のアクセサリーでもあります。時計についての詳細はこちらのページに譲ります。時計が1つ加わるだけで、着こなしがおしゃれに感じられるようになります。



また右手にはシンプルなアクセサリーを添えると素敵です。シンプルなバングルタイプが大人っぽくて素敵です。アクセサリーの詳細はこちらのページを参照にしてください。

左手に時計、右手にアクセサリー。これがもっとも華やかさのあるアクセントになります。これ以上盛ってしまうといやらしく感じるので、この辺りで抑えておくことも大切です。ぜひ試してみてください。

ストール・マフラー
最後に着こなしにアクセントを加えられる最適なアイテム「ストール・マフラー」について解説します。

春にはアクセントとして、秋冬には防寒+お洒落アイテムとして伝えるのがストール・マフラーです。首元にボリュームが出るだけで、グッとおしゃれに見えるようになります。

このようなアイテムは「巻き方」がとても大切です。おしゃれに見える巻き方を1つだけ覚えておいてください。以下の動画を参考に練習をしてみてください。チェクスターコートとマフラーの合わせ方について解説しています。巻物が1つ加わると、きっといつもの着こなしがほんの少しおしゃれに見えるようになるはずです。



まとめ

以上がアクセントに関する解説になります。様々な方法がありますが、アクセントは「盛りすぎないこと」が大切です。全体の2〜3割程度に抑えることで、全体のコーディネートを邪魔することなく、アクセントを加えることができます。

ここまでマスターすれば、かなりファッション上級者です。ぜひ少しずつアクセントを取り入れてみてください。

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